相談事例 CASE01役員報酬をいくらにするかを一緒に考える
- 役員報酬
- 記帳代行
- 税理士
- 給与計算
- 経営課題
こんな方に
参考になる事例です
こんな方に参考になる事例です
- 毎年、役員報酬の決め方に悩んで困っている方
- 売上見込みはあるが、そこからの適切な報酬の決め方がわからない方
- 報酬を増やしたいけど、会社にお金が残るのか不安を持っている方
- 売上・経費・資金繰りを含めて、整理した上で役員報酬を決めたい方
はじめに
今回は、役員報酬をいくらにしたらよいか相談いただいたので、そのときの相談事例のご紹介です。
既に何年か記帳代行サービスを継続してご依頼いただいている会社様で、決算直前、新しい期が始めるタイミングで代表の方から「来期の役員報酬でご相談があるんですけど・・・」とご相談いただきました。
中小企業で代表者1名の会社とかであれば、役員報酬の金額は自分で決められるので、自分の欲しい報酬額を決めていけば良いのでは?と思うかもしれません。
ただ実際のところ、今期会社にいくらくらい残したらよいかを考えたり、今期の売上予想と固定費を計算して、今期の利益見込みなどを考えると、様々な条件によって数字が変わるため、悩んでしまい、結局のところいくらが適正な金額なんだろ・・・と答えが出なかったりします。
もし同じように、役員報酬の決め方で困っている、悩んでいる場合に、是非参考にしてみてください。
本事例は、実際にご相談いただいたケースをもとに、個人・法人が特定されないように調整して掲載しています。役員報酬の税務上の取り扱いや具体的な税額判断については、税理士等の専門家への確認が必要になります。
ケース概要
- 会社の状況
- 代表取締役1名の会社で、決算日は過ぎて、新しい期が始まったところ。固定的な売上や支出があり、ある程度来期の収支予想も立てやすい状況
- ご相談のきっかけ
- 会社設立後から、ほぼ固定だった役員報酬をそろそろ見直そうと、報酬改定を考えたが、具体的な金額の部分で迷ってしまい、ご相談いただいた
- 主な課題
- 役員報酬を変えた場合、どのくらいの報酬にすると、どのくらい会社にお金が残るのかの具体的な数字が見えてこない
- 一緒に行ったこと
- 一度、過去の会計数字を一緒に確認し、来期の売上見込み・固定費・予定支出をヒアリング。その後、役員報酬を仮計算し、会社の負担額を複数パターン、シミュレーション
- その結果
- 自分が受け取りたい報酬額と会社に残したい金額の両面から検討が出来て、報酬決定の判断が出来るようになった
役員報酬、いくらにしたらいいですか?
冒頭にも書きましたが、最初「来期の役員報酬でご相談があるんですけど・・・」とご連絡をいただき、「いくらにするのが良いですかね!?」と相談いただきました。
一般的には、このような話は節税とかを含めた税に関することのご相談が多いので、そういった場合には、当然税理士にご相談いただくのですが、今回はそういった内容ではなく、自分で決めるにあたっての考え方(視点)と、仮のシミュレーションを一緒に見て欲しいという内容でしたので、ご相談を承らせていただきました。
- BILLY's 経理ポイント
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役員報酬を決める際、Aの報酬額とBの報酬額とどちらが税金的にお得ですか?といった、個別具体的なうえ、実際の税額に関するご質問の場合、税理士への相談範囲となります!
こういったご相談の場合は、必ず顧問税理士等に相談しましょう。
今回のご相談の主軸は、金額を決めることではなく、金額を決めるにあたっての判断材料となる数字を一緒に見ていく、整理していくという内容だったので、会計データやその他予測資料とともに一緒に確認させていただきました。
まずは来期にある程度決まっている数字を見る
来期の収支について、シミュレーションをしていこうと思うと、かなり難しい作業になります。
来期の売上や支出を完全に把握して、着地予想を立てることが難しく、幅を持たせて数字を予測しますが、保守的に見るか、見込みも含めるかでも変わってくるため、予測を立てる人が見ている部分によって、結果の数字が変わってきます。
このような場合、売上から予測を立てていくと変動が大きく難しいため、まずは、過去の実績から、固定費の数字を拾った方が予測が立てやすいです。
家賃や月額のサービス利用料等、一定額で契約がある場合は、固定支出として計算しやすいので、まずはここを確定させます。
次に、交際費や会議費など、月に変動があるものは、平均値を割り出し、その平均額で確定させます。
その他、その年で予定している大きな支出が無いか、などを反映して、支出側を全て洗い出します。
次に、売上ですが、継続案件がある場合には、月額の金額を割り出し、最低限上がるだろう売上金額を確定させます。
その後、過去の実績から、スポット等追加で取れた場合の予測を幅をもって予定します。
こういった形で、大まかなシミュレーションを立てます。
役員報酬を変えながら、会社負担を見てみる
ベースとなるシミュレーションが出来たところで、次は、役員報酬の金額をあてていきます。
シミュレーションで残っている利益予想から、役員報酬を何パターンか仮に計算して、どう変動するかを見ていきます。
実際に、代表の方が目で見てわかりやすいように、給与ソフトに直接数字を反映して、「役員報酬が40万円の場合は、社会保険料など含めた会社負担が総額○○円になって、手取りがこのくらいになる」みたいなのを表示結果で確認し、
「45万円の場合はこのくらい」「38万円の場合はこのくらい」といった形で具体的な数字をいれつつ確認していきます。
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作業代行だけを行う会社さんや税理士事務所から、こういったシミュレーション作業を一緒に見て検討するみたいなことをご相談出来る依頼先は見つけるのは、難しいかもしれません。
ビリーズ経理では、経営者に近い立ち位置で、一緒に考えることを大事にしているので、このような内容もお気軽にご相談いただけます。
まずは簡単にどういったことまで相談できるのか話を聞いてみたいという方は、無料相談も承っているので、お気軽にご利用ください。
給与ソフトでのシミュレーションは月の数字になりますが、それを単純に12か月して、総額も確認していきます。
元々ベースで確認していた会計シミュレーションとも照らし合わせて、実際にいくらくらいが良いかを反映した数字をみつつ、検討していただきます。
最後は、会社に残すか、自分で受け取るか
弊社でお手伝いできるのは、こういった検討するための作業資料を作る補助的なところや、見落とし点が無いかのフォロー部分までになります。
判断のために必要となる、事実ある数字を準備したり、計算ソフトのシミュレーション操作をしたりは、お手伝い出来ますが、最終的に数字を見て、どうするのかは経営者の方次第になります。
今回、ご相談いただいた経営者の方も実際に並んだ数字を見て、頭が整理出来て、漠然持っていた金額感に、ある程度確証が得られた感じでした。
こういったご相談ですが、長くご依頼いただき、過去の会計入力を担当させていただいていたからこそ、気付けることも沢山ありました。
毎年の傾向や、継続発生している売上・支出はもちろんのこと、特定の月だけにスポット発生する支出など、把握出来ていることも多いため、同じシミュレーションにしても、より実態に近いシミュレーションに近づけたと思います。
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報酬額の方向性を決めること、会社収支上問題がないことと、税務的な観点は異なります。
決めた役員報酬については、可能であれば、確定する前に一度税理士に意見を求めると良いかもしれません。
今回の事例のようにシミュレーションをしている場合は、そのデータとともに確認してもらいましょう。
ビリーズ経理にご依頼いただいている場合は、そういった打ち合わせの場にも同席し、フォローすることも可能です。
役員報酬は「なんとなく」決めない
役員報酬を決める際、なんとなくで昨年と同額にしたり、特に根拠なく決めていたりという会社も多いと思います。
ただ、役員報酬は一度決めたら、1年変更が出来ないため、少しではありますが、ざっくりでもシミュレーションをして、報酬額の検討をすることをおすすめします。
今回のケースをまとめると
- 課題
- 役員報酬を見直したいが、判断材料となる数字が整理出来ていなかった
- 一緒に行ったこと
-
- 過去の会計データから売上・固定費・予定支出を確認
- 複数の報酬額を給与ソフトへ入れ、社会保険料等を含めた会社負担を一緒に確認
- 会社に残したい金額を含めてシミュレーション
- その結果
- 漠然とした報酬決めやいくら欲しいかといった単純な決め方ではなく、会社にとっての最適も踏まえ、根拠のある役員報酬決定が出来る状況になった
- 関連リンク
- 役員報酬の議事録、役員報酬決定書はこちらからダウンロード可能です